みなさんこんにちは!ゆうたろうです!
今日は今までとは一風かわった本をご紹介させていただきます。
おすすめ本の18冊目は、「悪知恵のすすめ〜ラ・フォンテーヌの寓話に学ぶ処世術〜(鹿島茂)」です。
タイトルだけ見ると、「怪しい本なのかな?」とか、「フランス文学なんて興味ないよ!」なんて人もいるかもしれません。
そんか心配は全く不要です。むしろめちゃくちゃ真っ当な内容です。
人生を生き抜くために必要なエッセンスが詰め込まれておりますので、ぜひご覧ください!
「悪知恵のすすめ〜ラ・フォンテーヌの寓話に学ぶ処世術〜(鹿島茂)
概要・あらすじ
ラ・フォンテーヌの寓話からストーリーを抜粋し、それぞれの物語から人生の処世術を勉強していく一冊。
日本人にとっては、「イソップ寓話」は一般的であるが、これをもとにフランスのラ・フォンテーヌという文人が書いた「寓話」については知らない人の方が大半だと思います。
本編では「イソップ寓話」と「ラ・フォンテーヌ寓話」を対比しながら、生きていく上での処世術や性悪説であるフランス人の考え方を面白おかしく学ぶことができるのです。
フランス文学に関する前提知識は一切不要、かつ本編の大半はストーリー調になっており、非常に読みやすい内容となっています!
おすすめ度(ためになるか・読みやすいか・再現性があるか)
こんな人に読んでほしい(年齢・職業・マインドセット)
ゆうたろうコメント
初めにみなさんにお伝えしておきます!
この本はタイトルから受ける印象と、実際に読み終わったあとの印象が全く異なります。
おそらく、ほとんどのみなさんがタイトルを見て難しいそう・・・と思ったのではないでしょうか?
ゆうたろうも同じことを思いましたが、この本を読むに当たってはフランス文学についての前提知識は一切不要です。
むしろ、物語調になっているので小説のようにサクサク読めてしまう一面もあります。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、この本では人生の処世術をイソップ寓話とラ・フォンテーヌ寓話を対比しながら学ぶことができます。
特に注目すべきは、お人好しが多いと言われる日本人と、性悪説に立って考えることが一般的とされるフランス人の文化的違いについてですかね。
本書中では、イソップ寓話の有名な「キツネとブドウ」という寓話が引用されています。
これに対し、イソップ寓話とラ・フォンテーヌ寓話では解釈の仕方が180度異なります。
まず、初めにイソップ寓話の解釈から
「このように人間の場合でも、力不足で出来ないのに、時のせいにする人がいるものだ」
次にラ・フォンテーヌ寓話の解釈をご覧ください
「愚痴をこぼすより、ましなことを言ったではないか」
イソップ寓話が負け惜しみはよくないという教訓を引き出しているのに対し、ラ・フォンテーヌ寓話では、負け惜しみこそ精神の健康法と説いています。
んー、奥が深いですね。
同じ場面でも、受け手の問題でこうも解釈が変わってしまうのは面白いです。
というような形で、「モノは捉えよう」ということをよく理解させてくれます。
そうです、今の状況に一喜一憂している方がいれば、ぜひこの本を読んで人生の処世術を学んでほしいものです。
それでは!ぜひご覧ください
最後に
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