みなさんこんにちは!ゆうたろうです! 「無限の彼方へ さあ行くぞ!」 バズ・ライトイヤーのこのセリフ、懐かしいですよね? 今日は世界一のアニメーション会社のお話です!
おすすめ本ご紹介19冊目は、「PIXAR〜世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話〜(ローレンス・レビー)」です。
おそらくこのブログを読んでくれているだろう皆様は、PIXARの作品に何度も触れてきたことでしょう!
表向きには大成功しているように見えるPIXARですが、裏側のお金の話はどうだったのか?
楽しみにご覧ください!
当ブログでは、企業の内情を描いた作品を多数ご紹介しております!こちらもご覧ください!
「PIXAR〜世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話〜(ローレンス・レビー)」
概要・あらすじ
物語の主人公はローレンス・レビー、シリコンバレーのエレクトロニクス・フォー・イメージングという会社の副会長兼最高財務責任者。
そんなローレンスに対し、ある日突然PIXARのCEOであるスティーブ・ジョブズから一本の電話が入ったところから始まる。
当時のPIXARは、才能がある技術者を多数抱えているにもかかわらず、赤字を大きく垂れ流している問題企業。
そんなPIXARを見かねたスティーブ・ジョブズがローレンスを最高財務責任者(CFO)として任命し、PIXARの収益モデルの改革、株式上場、そしてさらなる飛躍へと挑戦する物語。
あの有名なトイストーリーやファインディング・ニモを生み出したPIXARの生まれたきっかけは?
PIXARにとってのデビュー作である、トイストーリーはどうやってヒットしたのか?
スティーブ・ジョブズがPIXARのオーナーとなった本当の狙いは?
世界一のアニメーション会社を財務面で支えた一人の男の物語です。
おすすめ度(ためになるか・読みやすいか・再現性があるか)
こんな人に読んでほしい(年齢・職業・マインドセット)
ゆうたろうコメント
ゆうたろうがPIXAR作品に初めて触れたのは、たしか小学生のころ。
従兄弟と一緒にトイストーリー1のビデオを見たのが初めてでした。
それ以来、続編は友達と見に行きましたし、トイストーリー4については今の奥さんと一緒に見に行きました。
そんな思い出深い作品だけに、すっかり読み入ってしまいました!
そもそもですが、みなさんはスティーブ・ジョブズがPIXARのCEOであったことをご存知でしょうか?
スティーブ・ジョブズといえばiPhoneの発明の親、アップル社のCEOというイメージが強いですが、実はアニメーション会社のCEOでもあったのです。
物語の中ではPIXARの最高財務責任者(CFO)であるローレンスの活躍に終始していますが、ところどころに現れるスティーブ・ジョブズの経営観についても大変勉強になります。
私が残りに残ったローレンスの言葉を以下に引用します。
一つ目はローレンスがPIXARの改革に試行錯誤している中、ピクサーの競争力の原泉はなにか?と考えていた時の一文です。
「文化は目に見えないが、それなしにイノベーションは生まれない。
新しいものを生み出す元は、普通状況や環境ではなく、個人だと考える。(中略)
だが、その実、イノベーションは集団の成果である。環境が整っていなければ、天才は生きな
い。」
高い技術力をもつPIXARの文化を壊してはならないというローレンスの想いが伝わりますね。
CFOとして企業改革を行う多くのパターンとしてリストラを含むコストカットから着手してしまいがちですが、ローレンスはさすがの一言に尽きます。
二つ目は、契約の関係上、PIXARが作成した映画をディズニー社名義で放映することについて意義を唱える場面です。
「ブランドでディズニーに譲歩すれば、胸を張れなくなる。
自分たちがしていることに誇りが持てなくなったら、ピクサーはおしまいだ。
これがピクサー文化の中核だからだ。功績をどこの誰かに横取りされたとはらわたな煮えくる
思いをしつつ、すごい映画を作れるはずがない」
ここでは「PIXARブランド」と「PIXARの収益」が天秤にかけられているような状況でしたが、スティーブ・ジョブズとローレンスは一寸の迷いなく「PIXARブランド」を優先することを決めています。
上記に抜粋したような、「利益を度外視してでも何かを優先する」というのはゆうたろうのような大企業の犬にはあまりピンと来ません。
一方でこんな想いのこもった仕事をしてみたいなと決心するのでした…こんな自分が恥ずかしい・・・
長くなりましたが、非常にワクワクする物語ですので、ぜひ読んでみてください!!
最後に
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